2024年を迎え、早1月の中旬となりましたが、新年の計画は順調に推移していますか?新年の計画を立てるのは、日本だけでなく世界でもよくある文化らしいですが、この新年の計画に関して驚くべき実験結果がありますのでお伝えします。
新年に立てる計画ですが、Forbesの記事によると、新年に計画を立てた人の80%が2月初めまでに挫折しているという実験結果があるそうです。この挫折の原因ついて、アメリカのスクラントン大学の心理学教授 ジョン・C・ノークロス氏は、「節制違反」にあると提唱しています。「節制違反」とは、行動を取り、何かしらの理由でその行動を辞め、再度、その行動を起こした際に起こるネガティブな認知的反応のことです。例を挙げると、今年はダイエットをして10キロ痩せよう!と新年の目標に掲げ、食を制限したとします。しかし、制限したけど、体重は落ちるどころか少し増えてしまい、早い段階で諦めてしまった。そして、しばらくして体重が増えてしまったので、またダイエットしようとしたが一度挑戦して無理だったから、やっぱり自分には無理だよなというネガティブな心理が働くこと。これが「節制違反」です。
私自身もそうですが。多くの方がこういった経験があるのではないでしょうか?
では、このような心理障壁をどのように乗り越えるのか? 答えは簡単で、達成できるような目標設定にするだけです。途中で挫折するのは、目標設定が高すぎることが原因なので、途中で諦めるくらいだったら、目標を思い切って、下げてみても良いのです。自己の許容を越えた大きな目標を掲げるのではなく、達成可能な目標を設定することで確実に成果を積み上げられるようにしています。
きっとこの小さな積み重ねが、大きな目標を達成するための鍵になるのでしょう。