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「国の税収72兆円 4年連続で過去最高」

2024.7.12

財務省は7月3日、2023年度の国の一般会計の税収が前年度比1.3%増の72兆761億円となり、4年連続で過去最高だったと発表しました。コロナ禍から経済が回復してきたことなどで法人税、消費税の2税が前年度より増え、所得税は前年度より減って、総額で22年度を約1兆円上回ったそうです。

税収は2019年10月に消費税率を10%に引き上げた効果などで2020年度に60.8兆円と過去最高を記録、2021年度はそれを上回る67.0兆円でした。2022年度は71.1兆円でした。

法人税は円安の進行で輸出企業を中心に好業績の企業が相次ぎ、法人税は前年度比9208億円増の15兆8606億円と、1991年度(16兆5951億円)以来32年ぶりの高水準となりました。

消費税は堅調な国内消費と物価上昇で23兆923億円と過去最高を更新しました。 一方、所得税は4687億円減の22兆530億円となりました。賃上げに伴う給与所得税収は増加しましたが、完全子会社などからの受取配当金を源泉徴収の対象外とする制度改正で配当所得が減りました。

最近、仕事上で感じるのは、あらゆる税額の中で、法人税が一番安く感じるという事です。逆に一番高く感じるのは社会保険(健康保険税・年金税)です。最近では節税せずに積極的に法人税を納付する経営者が多くなったと個人的に思います。