パーキンソンの法則( Parkinson’s law)とは、ある資源に対する需要は、その資源が入手可能な量まで膨張するという法則です。元々は、イギリスの官僚制を俯瞰した結果として、官僚達が自分達の相互利益のために、仕事を作り出して行政運営を実施し、それに見合う部下を新たに雇い入れ、予算が得られれば得られた分だけ、官僚達が増長してゆく様子を示した法則でした。しかし、ヒトが関わる他の分野にも似たような現象が発生していると判り、広く応用されています(ウイッキペディアより)。
パーキンソンの法則には第1法則と第2法則がありますが、両方とも時間とお金を扱っているだけで言っていることは同じです。
第1法則 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
例えば1カ月以内と期限を切られた仕事の場合、1カ月あれば余裕だと思って直前まで何もしないで、最後のギリギリの段階になって急いでしたという経験はないですか?今の時期ですから、小中学校時代の夏休みの宿題がよい例です。
時間だけではなく、お金もあるものはあるだけ使ってしまうというのが この法則の考え方です。つまり意識しないでいると、時間とお金は自然と奪われるという事です。
しかし自分で積極的に意識することで、時間もお金もコントロールすることが出来て、人生の質をより高めることが可能となります。
これは生産性を上げるためにも重要な法則だと思います。
「一生懸命頑張っているけれど、お金も時間もない」と主張している人がいます。しかしお金も時間も工夫次第で増やすことは可能です。
自責の念も込めて、言い訳せずに創意工夫して生産性を上げていきたいなと思います。