以前、東京にて受講していましたラーニングエッジ㈱主催のマーケティングブレイクスルー大学で、今のマーケティングではライフタイムバリュー(Life Time Value)が重要であると叩き込まれました。日本語に訳すと「顧客生涯価値」で、一定顧客から生涯に渡って得られる利益のことを指します。
一般的に、売上=単価×客数×リピート率で構成されていますが、現在のように市場が飽和されている状態では、客数を延ばすのは困難であると言われています。
また新規顧客を獲得するコストは、既存顧客との関係維持によって同じ収益額を得る場合と比べ5倍かかるとも言われます。そのため、一度関係を築いた顧客と良好な関係性を維持しロイヤルティを高めることができれば、同じ顧客から繰り返し商品やサービスの購入が期待でき、収益性の改善に繋がると考えられるようになりました
我々会計人も経営分析をする際には以前、売上項目は内容により、また主要商品ごとに分類していました。しかし最近ではより細分化して、顧客ごとの売上数値を分析するようになってきました。
今後のマーケティングでは、会計というツールを活かして「顧客のファン化」や「顧客収益の分析」をしていく必要があると言われています。