本日2月23日は「税理士記念日」です。これは税理士法の前身である税務代理士法が1942年(昭和17年)2月23日に制定されたことに由来します。本日、全国15の税理士会ではこの税理士記念日を中心に無料税務相談、講演会、税金セミナーなどを実施しています。以下、税理士の使命と倫理について説明します。
税理士の使命
税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそって、 納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命としています(税理士法第1条)。
税理士の倫理
税理士は脱税相談に応ずることができません。また、依頼者が租税に関して不正な行為を行っていることを知った場合には、是正をするよう助言しなければならないことになっています。納税者の信頼に応えるため、税理士は、業務に関して知り得た秘密を守る義務があり、安心して依頼することができます。使用人についても同様の義務があります。税理士は、税理士の信用又は品位を害するような行為も禁じられ、税理士業務に関して帳簿を作成し、使用人等に対する監督義務もあります。
この時期は確定申告で、納税者の方は気が重い期間ではありますが、気軽に税理士に相談してみては如何でしょうか!