先週の金曜日にクライアントの経営幹部2名と私の計3名で中期5か年計画策定セミナー「将軍の日」に参加してきました。
このクライアントとは令和元年から毎年6年連続で「将軍の日」に参加しています。
毎年参加していますが、毎年多く気付きを得られます。セミナー中に「自社分析」「経営理念・中期経営目標」「当期経営目標」「数値計画作成」「企業の目標達成要件」と実習をしながら、今後の踏み出す課題を見つけて、目標設定していく姿を見ていると、成長し続けている企業は愚直にPDCAサイクルを回している実感を受けました。
しっかりと経営計画を立てて、それに伴う行動計画を立て、毎月それが達成できているかをモニタリングしていき、差異分析をして軌道修正していく。この愚直な実践が計画達成を実現する王道です。
コンサルをさせていただく方には、年間の数値計画と、行動計画を一緒に立てていますが、計画通りに行くことは、「まれ」です。事実、飛行機のフライトプランについて、興味深い話があります。飛行機は、乱気流や悪天候の影響などで「90%の飛行時間が予定のコースを外れている」そうです。それでも飛行機は目的地に到着します。その答えはとてもシンプルです。「パイロットが”常に”コースを修正しているから」だそうです。
計画を立てても、コロナの影響、ウクライナ情勢、原料高騰、円安の影響等により、目標通りにいかないことが多いです。それでも軌道修正しながら、いまある経営資源を活かして経済活動をする。何も計画していない企業より、圧倒的な違いが出てくると思います。
愚直な実践こそが、目標に向かって成功する方法だと思います。