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税務調査の終わり方は3パターン

2022.12.23

今週はクライアントの税務調査に2件立会いました。この2件は別々の案件となりますが、両案件とも今年の9月からスタートし未だに終了していません。本年になってコロナも収束していく中で税務調査も増加してきましたが、本年に限って感じることは調査期間が長いということです。同業者の友人も今年の調査は長引いているとボヤいていました。

その税務調査ですが、一般的に税務調査の終わり方は下記の3パターンがあります。

  • 申告是認 修正項目はなく問題なしと判断されること。ここで税務調査は終わります。税務署から申告内容が適正であるという是認通知が届きます。
  • 修正申告 税務調査の結果、問題ありと判断されると申告内容の修正を求められます。問題点を認めて納税者自ら修正を受け入れる場合は、修正申告を行います。
  • 更正処分 税務調査で申告内容の修正を求められたにもかかわらず、納税者が問題点を認めず修正も受け入れない場合は税務署から更正処分が科せられます。この場合は税務署が強制的に修正を行うとともに、追加分の税金の納付を求められます。

この更正処分の内容を受け入れる場合は、税務署が発行する更正通知記載の納税額を納付すると税務調査は終了です。反対に更正処分の内容に不満がある場合は異議申し立てや審査請求を行えます。

一般的に上記の①申告是認か➁修正申告で税務調査が終了すると理解するのが良いでしょう。①申告是認の場合は問題ありませんが、②修正申告をする場合には注意事項があります。納税者が自ら間違いを認めて修正申告をすると、訴求出来なくなります。したがって、修正申告する場合はよく検討する必要があります。