成功していない経営者が勘違いしていることの1つに、近道ばかりを考えて行動しているという例あります。成功するには何か近道があって、成功している人は必ずそれを知っている。つまり自分はその近道を知らないから成功できないのだという考え方です。
ドキュメンタリーや攻略本等で成功した経営者の取材等をそのまま受け入れてしまって勘違いしてしまうのも無理はないのですが、何かとても重要な1つの決断が成功をつくるというような勘違いをしている経営者もいます。派手なことをやって目立ったり、特別な方法があってというような勘違いもあります。
これに対してファストリーディングの柳井社長はこう言っています。「経営というのは、当たり前のことを本当に当たり前に実行する。そしてそれをチェックし、次の方法を考える、計画を変える。このことの繰り返しです。本当の儲ける力とは、こんな地道なことが徹底してできるところにあるのです。」
なんでもそうですが1番大切なのは継続することです。みんな続けられないことを続けられればそれだけで競争優位性もでます。そういうことをコツコツ続けることで作り出せる差はとてつもなく大きな差になります。たいての事業では社長や社員の能力の問題よりこの習慣の問題で業績の差ができています。毎日毎日欠かさずやっていることは何か?
それが業務ばかりなら、業績がよくなるわけがありません。それがマーケティングならきっと業績がよくなっているはずです。誰にでもできることを誰にもできないレベルでやるというのは成功するための秘訣です。派手なことではなく地味なことの中に成功の種があったりします。そうした種をみつけ、習慣化し、誰にもできないレベルで実践する。
地道なことを徹底して実行する。これこそが本当の成功する近道だと思います。