個人的に従業員という言葉は「雇われて業務に従事している人」という意味で上下関係がありあまり好きな表現ではありませんが、いつの時代も会社にとって社員・スタッフはとても重要な存在です。
「企業は人なり」とはパナソニックの創業者で経営の神様といわれた松下幸之助氏の格言ですが、この言葉は「AIに仕事が奪われる」と言われるようになった現在においても変わることはないです。確かに単純作業においてはロボットの方が速さと正確性において人間の能力をはるかに凌駕しています。すでにRPAなどのロボットはホワイトカラーの現場に定着し始めていますから、時代の変化とともに、AIやロボットはなくてはならないツールとなるはずです。事実我々の会計業界でもRPAによる業務処理が行われはじめていて人間から代用されてきています。
しかし、だからと言って人間の力が不必要になるわけではありません。
・人ならではの新しい視点、着眼点
・人と人をつなぐホスピタリティ
・伝統が紡ぐオリジナリティ
・無駄をそぎ落とす「作業」から無駄に価値を生む「嗜好性の追求」
・個人の趣味嗜好に合わせ細分化されたサービス
このように、人にしかできない、人だからこそできる仕事があります。そして、これからの時代は人間にしかできない仕事にこそ価値が生まれてくると思います。
大切な大切な人材ですが、
・せっかく採用した社員がすぐに辞めてしまう
・業績に影響を及ぼすほど社員同士の人間関係が悪い
・社員から仕事への「やる気」を感じない
など、人材に悩みを持つ経営者は後を絶ちません。企業において、優秀な人材の確保・育成は大きな課題です。
自分自身にも戒めの言葉として、従業員を大切にして、お互いに成長出来れば良いなと思います。