クライアントに初めてコーチコンサルを行う際には、セルフイメージの重要性を最初に説明します。セルフイメージとは、誰もが潜在意識の中に持っている「自己像」です。別の表現をすると、「自分が何者であるか」ということです。
ヒルトンホテルの創始者であるコンラッド・ヒルトンをご存じでしょうか? 実はこのヒルトン氏は元々ベルボーイだったそうです。 そのヒルトン氏が後年、大成功した後に「ベルボーイが、どうやってここまで成功できたんですか?」 と質問されたそうです。その時のヒルトン氏の回答が「ベルボーイが成功してホテル王になったんじゃない。ホテル王がベルボーイから始めたんだ」 だったそうです。セルフイメージは潜在意識の中にあるものなので、無意識のうちに、そのセルフイメージを実現しようします。持っているセルフイメージによって、目の前の出来事を千載一遇のチャンスと捉えたり、チャンスであるとは思えない状況に陥ってしまいます。 無意識に行動や思考をコントロールしているのが潜在意識です。 「自分はホテルの創業者だ」「自分はリーダーである」 そう思った途端、無意識は、人の行動を変えて、結果的に人格が変わることになります。自分自身のセルイメージで、生き方も変わるということです。